長崎新地中華街
長崎新地中華街は、日本三大中華街の中でも一番歴史ある中華街です。その歴史は古く、なんと16世紀の室町時代にまで遡ることができます。江戸末期の開国に合わせてできた横浜や神戸の中華街とは、事情も経緯もまったく違いますね。江戸時代には鎖国に合わせて、出島の近くに唐人屋敷がつくられました。当時、中国と合法的に貿易することができたのは、長崎の街だけだったのです。
横浜、神戸と比べると、規模の点では劣りますが、その歴史の深さゆえか、海を渡ればすぐ上海という土地柄もあってか、中華街の雰囲気はかなり本場に近いものがありますよ。今やすっかり長崎名物のちゃんぽんも、もとはといえば中華料理から生まれた食べ物なんです。中国文化が長い時間をかけて長崎に根付いた証拠ですね。
長崎中華街の情報は下記のサイトもいい感じなので、ぜひ見てみてください♪
写真でたっぷり魅力を紹介してくれているので、行きたい気持ちが高まります。おいしいものやお土産物も素敵ですが、孔子廟や崇福寺など、歴史的な建造物にもぜひ触れてほしいですね。
日本で唯一の本格的な中国様式の孔子廟の「長崎孔子廟」や中国の国宝級文物を展示してある「中国歴史博物館」など、グルメだけでなく中国の文化にも触れられて、中国観光気分を存分に味わうことができるのが長崎新地中華街の魅力です。
冬には中国の春節祭に合わせて「長崎ランタンフェスティバル」、秋には鎮西大社諏訪神社の秋の祭礼「長崎くんち」も開催され、何度も訪れたくなるような、とにかく見どころ満載の中華街です。